ループイフダンという自動売買を使っても、どうして失敗してしまい、
「負け組」という残念なグループの仲間入りする人が少なくないのか。
収益が儲からない結果になり、
お金を稼げない・儲からない原因とは一体何だろうか。
少なくとも、リスク管理と資金管理ができていれば勝率9割は可能。
そのためには、負けてしまう人は負けてしまう理由を理解してみよう。
- ループイフダンでうまく利益が上がらない
- 元本割れしている
- 過去の実績が素晴らしいのに自分は損している
こんな悩みに悩んでいる人は多いのではないか。
FXの自動売買ツール全般に言えることであるのは確かだが、
ループイフダンも決してその例外にはならない。
外国為替通貨の取引である以上は、ループイフダンの一部の取引で
どうしても勝てない場合も存在する。
しかし、長期的に利益が出ないのであれば、確実に失敗する理由がある。
そんな原因を解決することが、まずは求められる。
ループイフダンに効果的な攻略法などを研究するのは決して悪いことではないが、
収益力が下がる理由を知って失敗を防ぐ対策をしなければ、
結局は利益を儲けることができない。
FXの裁量取引の時と同じほどのリスクへの対策を実行することが不可欠というわけである。
FX自動売買で失敗する負け組はどうして負ける?

それでは、自動売買システム「ループイフダン」での失敗例について説明する。ループイフダンを用いることで、従来のFXの裁量取引で残念ながら勝てなかった失敗組にいた人でも勝てるようになって利益が出始めたという人は少なくない。
あるいは、高度で複雑なテクニカル分析に基づいて売買されるストラテジーを選ぶだけで自動売買ができる「ミラートレーダー」でもなかなか利益が出ずに失敗であったが、ループイフダンに切り替えてみると利益が出始めたという人も少なからず存在する。
しかし、ループイフダンを始めてみたも思うように利益を得ることができないという人、さらには逆に損する結果が多くなり始めたという人も皆無ではない。
少なからず不幸な結果になる人は存在する。損失が膨れ上がって自動売買から退場する人も一定の数はいる。ループイフダンで失敗した状況である。
FX自動売買で勝てない理由-外部要因と内部要因
ループイフダンにおける「負け組」が存在する理由としては、
大きく分けて外部要因と内部要因がある。
勝てない原因として、FX取引の性質上どうしても避けられないケースもあれば、
FXへの取り組み方が悪いことが原因で損失が多くなるケースもある。
ループイフダンにもなかなか儲からない背景に
「外部要因」と「内部要因」がある。
これら2つにはどのような違いがあるのか。
まずは見てみよう。
外部要因 | 内部要因 | |
直接の理由 | 外国為替相場の変動 | やり方が下手 |
具体例 | 政治・経済的の動向 | 1つのプログラム・通貨ペアに集中 |
機関投資家の動き | 資金管理の不足 | |
災害などの突発的な出来事 | 含み損の放置 |
外部要因とは、ループイフダンのみならず、
すべてのFX取引に当てはまる価格変動に伴う損失のリスクである。
FXの値動きに詳しい上級者でも避けられないところがこれにあたる。
どうしても、損失が発生する可能性があるために、負け組となってしまう可能性もゼロとならずに少なからず存在することになってしまうのは避けられない。
一方の、内部要因とは、自分のやり方そのものに失敗して負け組となる原因がある状態のことを指す。いくら自動売買であるとしても、それに対する臨み方が悪ければ、得られる結果として悪いものとなってしまう。
こうした内部的な理由で失敗しているのであれば、ループイフダンに取り組みにあたって行動する具体的なやり方を変えていくことが求められる。そして、行動を改善すれば、それだけ利益が伸びる可能性がアップする。
具体的には
- 損失の広さの設定をきちんとする=USD100~140に対応できる資金で買い(ロング)
- レバレッジを適切にして損切りなし=将来的に黒字になるまで耐える資金力
- 最低限のチャートの動き=月足で年単位でいいので、チャートが上昇か下降か見る
- 資金が100万でなく200万あるなら、通貨ペアを増やす=投資量を増やさずリスク分散
「儲からない」と悩んでいる人が改善しなければならないのは、
こうした行動に関することである。
今の悪い状況から脱却するためにこそ、
儲かるようになるための改善策を実行に移さなければならないのだ。
ループイフダンにもリスク有【完全オート勝率100%ではない】

損失が出て負けてしまうことは少なからず存在する。
損失をすべてにおいて回避することは不可能である。
これは投資である以上は、リスク(危険性)は避けられない。
必ずといっていいほど、含み損を入れれば(一時的には)資産残高が目減りすることはある。
仮にループイフダンが「絶対に勝てる自動売買システム」であるのなら…
すべての投資家やトレーダーがループイフダンを利用するはずである。
裁量取引にこだわる人、あるいは株式投資などの、
他の金融商品に取り組む人は存在しないことになる。
書店にFXの攻略法や心理的な心得に関する本も並んでいないはずだ。
ループイフダンを使うことで100%確実に収益を稼ぐことができるのであれば、
少なくとも日本国内の人は皆ループイフダンで資産運用をスタートし始めるはずだ。
仮にそうだとしたら、ループイフダンは現金を印刷してくれる機械になる。
しかし、現実的にはそうではない。
むしろ負ける結果に遭遇する可能性は手順を間違えれば確実に存在する。
そもそも、100%安全なシステムであったら、
あなたが読んでいるこの記事は存在する必要はないだろう。
とはいえ、ループイフダンには他より多くの安定した「勝ち組」が存在する。
どうしてこの収益を安定的に稼ぎ出せている、
「勝ち組」の人々はループイフダンを通じて勝てることができているのだろうか。
それは、適切な資金(余裕のある資金)で、適切な運用(分散)を行っているからであろう。
一方で失敗している「負け組」はそうではない。
ループイフダンの使い方が根本的に間違っているのである。
FXの裁量取引(従来の手動で行う投資)でも、
チャート分析を根本的に間違ったやり方では勝つことが難しいのと同じく、
ループイフダンでも使い方を誤れば勝つことは難しい。
儲かる根拠(勝てるパターン)を維持して、はじめて収益が伸びるといっても過言ではない。
ループイフダンの失敗例-FX自動売買の失敗例

- 1つのストラテジー(システム=通貨ペア)だけに集中
- 同一の通貨ペアに集中(同じ通貨ペアの両建てやB15&B100の分散など)
- 評価損の拡大を放置(明らかにチャートから見て、天井買いのクソポジ放置)
ループイフダンを利用するうえで、最も多いのが1つの売買システムに集中させる行動を取る例である。
1つの売買システムだけを運用していたとしても、
FX取引に費やす元手の全資金の数パーセントだけを用いているのであれば、
問題はないのは確かだ。
しかし、FXに使える資金(元手)のほとんどを使ってしまうのは大きな問題である。
例えば、FX投資に使える元手の金額が100万円であり、
1つの売買システムに100万円相当の資金すべてを費やすのは、間違った投資手法であり、
とても危険でリスクが大きい。
絶対に利益が出る保証がない以上、資金を分散する必要は大きい。
1つの売買システムに資金を集中させてしまう点と、その取引で損失が重なってしまう点で、多額の損失を出して負けて「失敗組」の仲間入りをしてしまうのだ。
通貨ペアが同一のものを複数用いるのもまた、これと同じような現象が起こる。
50pipsと100pipsのように、たとえ1取引で求める値幅が異なっていたとしても、
同一の通貨ペアを対象にしているなら値動きは一緒になる。
このため、含み損が拡大するときは共に損することになってしまう。
逆に別の通貨ペア(USD/円 と 豪ドル円)に分散していれば、USDの上がりレンジが、
やや上に抵抗があり、一時的に下がってしまい「含み損失」が出ていても、
その間もレンジ(上下に動く)豪ドル円が定期的に利益を確定してくれる。
上記のように通貨ペアを2種類にすれば、1つが現実の国際問題で利益がマイナスでも、
他の通貨ペアで利益を増やせて、そののちに復帰して上昇してきたUSDの利益を確定できる。
必要なのは、複数の通貨ペアで1つがトラブルになっても利益を出せて、
トラブル中はポジションを維持して利益に回せるように資金をきちんと管理することだ。
さらに、ループイフダンには値幅設定による「損切り」という仕組みが、
デフォルトでは備わっていない。
IFD注文を繰り返し行っていくだけのシステムから、
含み益だけを決済していくシステムとなっている。
リスク管理の具体的な方法として「損切り」だけしか認識していない人が多いためか、
リスク管理が疎かになってしまいがちである。
2016年9月のリニューアルにより、最大ポジション数の制限は必ず設定しなければならなくなったため、設定した数のポジションを超えて新規エントリーの注文を発注する場合には、既に保有しているポジションのうち最も含み損の金額が大きいものが損切りさせるような制度になったため、以前よりもリスクが限定されるようになった。
この損切りの機能に加えて、リスク管理の方法としては資金の分散(リスクの分散)や売買システムの入れ替えが挙げられるが、こうした方法を採らなければFXに失敗して「負け組」になる日が来るであろう。あらゆるリスクへの対策を実践することで初めてループイフダンで成功できるのは間違いないだろう。
損切りはセーフティなので、自分の中で上昇トレンドだと思うのなら(USDのように)。
下がってもまた上がってくるのを待てるだけの資金を用意して、
ほかの通貨ペアで利益を出しつつUSDを積極的に買って利益にして行ける。
【資金管理】マイセーフティ機能【FX初心者向け自動システム】
ところで、アイネット証券のループイフダンには
『マイセーフティ機能』という仕組みが搭載されている。
金額を指定すれば、許容できる損失の大きさをあらかじめ決めておくことができ、
自動的に損切りが行われる。
なので、
- FXで資金がマイナスになる心配が消える。
- FXで資金が大きく消える危険が消える。(資金100万でマイナス50万など)
口座全体で最大の損失幅を設定する仕組みになっていることから、
指定した金額以上に含み損が発生することはほとんどない。
失敗しないためには、ぜひ使用したい機能であろう。

たとえば、「マイセーフティ機能」を有効にして、金額を50,000円に指定した場合、すべてのポジションで合計の含み損が50,000円に達すると自動的に、持っているすべてのポジションが決済される。
30,000円に「マイセーフティ機能」を設定していると、その金額を超える含み損が発生すると、自動的にずべてのポジションにおいて決済注文が出される。これ以降、ポジションは白紙の状態となり、以後含み損が拡大する可能性はゼロとなる。
このように自動的に損切りの実行を行ってくれる仕組みになっていることを考えると、ループイフダンで失敗しないためのリスク管理を行うという観点から、絶対に設定したいツールである。
マイセーフティの有無 | 損失リスク | 最悪の場合 |
あり | 一定範囲に限られる | 許容範囲内の損失に留まる |
なし | 無制限に拡大するかも | 元本がすべて吹き飛ぶ、退場 |
もちろん、「マイセーフティ機能」のようなシステムは、
ループイフダン以外の売買システム取り扱う他の業者でも存在することがほとんど。
決してループイフダンでしか使えないような限定機能ではない。
(ループイフダンでしか使えないのは
「最大ポジション数の設定」と「重複レート発注機能」)
したがって、アイネット証券のループイフダン全体でのリスク管理のツールとして
使えるというわけだ。
なお、「マイセーフティ機能」はひまわり証券のエコトレFXでも利用できるようになった。
もしループイフダンを使うのであれば、
どちらの証券会社を使うにしても「マイセーフティ機能」を設定することが
まだ自信のない初心者に求められるものとして受け止めておくのが安全だ。
複数の売買システム・通貨ペア

これだと、さきほど述べたようにリスクが1つのロジックと通貨ペアに一極集中してしまう。評価損が拡大すれば受けるダメージはかなり大きいものとなってしまう。
より危険度を下げるために、米ドル/日本円の「B15_15」に加えて、ユーロ/日本円の「B120_120」を稼働されるというように、異なる2~3つのプログラムを利用するのがよい。
もちろん、ループイフダンに限る話ではない。その他のストラテジーを利用する場合も同じことが言える。また、ループイフダンと一般的なストラテジーを組み合わせたFXの自動売買の運用にしても問題ない。
とにかくリスクの一極集中をさけることこそが、ループイフダンをはじめとする自動売買を使った投資で利益を安定化される手段であり、失敗しないための方法である。
ループイフダンで失敗する原因
ループイフダンで失敗してしまう人(負け組)に当てはまる原因は、2つある。
- 1つは複数の売買システムを選ばずに、リスクを分散させないこと。
- 2つは資金管理不足。買いポジをして利益確定前にロスカットされてしまう。
損切りがないことを過大評価して、
選択型システムトレードで資産運用を行うにあたってやるべき、
リスク管理を行わない点にある。
ロスカットという資金の破産はあるので、仮に「一時的に急激に相場が落ちても」、
それを耐えて戻ったところで利益を確定できるように、手持ち資金に対して、
投資資金やレバレッジの管理をすること。
ハイリターンの高レバレッジは突発的な値下がりで、すぐロスカットになる。
結果的に、耐えられれば利益だったものが損失になるので管理不足である。
行き過ぎたドローダウンを抱えてしまうわけにはいかない。
単一のシグナルのみで運用するのではなく。
- 2つ以上の通貨ペアのシステムを同時に稼働させ
- なおかつ余裕のある資金の範囲で投資すること
これが、安定して利益を得る、ループイフダンに挑むのが成功のカギとなる。