【序盤解説レビュー】
Tom Clancy’s Ghost ReconR Wildlands
【ゴーストリコン:ワイルドランズ】
本作は麻薬抗争が激化したボリビアが舞台のアクションシューティングですが、
みんなで旅行も楽しめるオープンワールド型共闘ゲームです。
タイトルと説明は、よくある硬派なアクションシューティングゲームの量産品、
に見えるかも知れません。
ですが…
大自然や建造物、名所がいっぱいのボリビアが舞台で、
ディスコやリアルのフレンドで、最大4人での協力プレイに対応!
友達との広大な冒険をしても楽しいし、彼女との疑似海外デートにも使えるほどの、
美しいグラフィックとさまざまな広大なエリアがあります。
【めちゃ広い広大な美しいエリア】&【協力プレイでお話ししながら大冒険】
この『2大要素』によって複数人で旅行を疑似体験できる他のガンシューティングにはない、
唯一無二の楽しめる要素が魅力のタイトルです。
UBIソフトでおなじみのテンプレミッション形式は単調なクリア形式ですが、
各地を移動しながらクリアしていく旅人プレイは、発売当時から他にはない魅力です。
割とエイミング(エイム力)があった方が、限られた弾薬で立ち回れるので、
ガチFPS系のPUBGやAPEXにつかれたとき、この旅は技術を磨きながら気分転換に最適です
Ghost ReconR Wildlandsの特筆するべき3つのポイント
- ボリビアを舞台にしたオープンワールド型のアクションシューティングゲーム
- 各エリアに潜むボスを倒していく
- ボスが潜む拠点は好きな方角から潜入できる
初リリース日 | 2017年3月9日 |
対応ハード | PS4/Xbox One |
ジャンル | TPS |
推定クリア時間 | 25~35時間 |
売上 | 初週9.0万本(PS4) |
発売元 | UBIソフト |
推定クリア時間は『メインミッション』を一本道でクリアした場合です。
物資や特産物、特殊なアイテムを集めるハクスラ。
隠しクエストのエリアボスを倒したり隠しマップを踏破しようと思ったら、
最低でもプレイ時間は4倍の100時間を軽く超えます。
※ハクスラやキャラクター育成、ストーリーの裏情報集めをすると200時間を超えます笑
良いところ-ゴーストリコン:ワイルドランズ
大規模な世界で完全協力プレイ対応
本作ゴーストリコンは最大4人でのオンライン協力プレイに完全対応しています。
しかもこれ、「おまけ」や「カジュアルモード」ではないんですよ。
ゲームスタートの「メインミッションの最初の1」から、ゲームクリアの最後のボス」
まで最大4人同時プレイができるんです!
さらに凄いのが、舞台となるボリビアが広大であること。
今どき、最大4人でのオンライン協力プレイができるゲームは珍しくありません。
でも、多くのゲームは共闘できるマップが、
分割されていたり、マップ移動などで制限されているんです。
そんな中で本作は、東京都+千葉県に相当する広さのフィールドで、
協力プレイができるんです!
例えば目的の場所まで全員が同じ車に乗って移動するのはもちろん、
それぞれが別の乗り物に乗って別行動を取ることだって出来てしまいます。
2人がヘリや飛行機で先行して旅をしていて、残りの2人は車で戦闘しながら物資を集めて、
後を追いかける…なんてことも可能なんです。
今もなお、オープンワールドゲームは制約によってそんなことは出来ないし、
出来たとしてもマップは10000×10000が限度の10キロ四方くらいだったので、
最新技術のクオリティに驚きです。
様々な自然が存在するボリビア-移動方法も攻略方法も自由
本作の舞台になっているボリビアには様々な自然が存在します。
草原、山脈、雪原、塩湖、ジャングル、鉱山、川、湖 etc…
もはや「全てのアウトドアを詰め込んだぜ」と言っても良いような舞台で、
都市部や街中での銃の撃ち合いだけではなく、観光する楽しさも味わえます。
そう感じられた大きな要因となったのがグラフィックのクオリティ。
PS4/Xbox Oneソフトとして見てもかなりの高水準なので、
HUDを非表示にしたらリアル映画の映像画質に負けないクオリティと没入感があります。
複数人プレイで化ける長距離移動-ソロトラックは協力可能
本作で挑戦することになるミッションをクリアするには、
様々な拠点を行き来しなければなりません。
その際には車やヘリを使って数kmの移動をする必要があります。
車の場合、グネグネ曲がった山道を走行することになるので、
目的地まで数分かかることも珍しくありません。
「ユーロトラック」などトラックシリーズによくある、
長距離ドライブシチュエーションですが、正直なところ個人的にソロだと暇です。
いや、好きな人は景色を眺める楽しさはあると思いますが、
私だと、数回も繰り返してると飽きてしまうんですよ。
しかし、最大4人での協力プレイに対応している本作の場合は違います!
というのも、全員が同じ車(ヘリ、飛行機、ボート)に乗って目的地まで行けるからです。
そうなると、カーチェイス戦闘時以外は現実のドライブ感覚で楽しめるので、
ボイスチャットを通じてプレイしている場合はトークがはかどります♪
「あ!街が見えた!」
「次のT字路で左折したほうが、なにかあるっぽいよ」
こんな感じでボリビア観光の話をしたりゲーム雑談を楽しめるので、
退屈な移動時間もむしろ楽しめます。
先程「複数人で旅行を疑似体験できるゲーム」と書きましたが、その大きな要因となるのが、
移動時間の長さと移動中の風景のクオリティなのです。
疲れたり離席したいときは、もちろんフレンドに運転を交代してもらえますよ!
攻略の自由度が高いミッション-クリア方法も自由
肝心のミッションは攻略の自由度が高く感じます!
基本的には隠密行動で敵の拠点に潜入して目的をこなしていくんですが、
好きな方角から潜入&攻略が可能なので戦術の幅がとても広いのです。
なので、
「北の山側から攻めるか?」「いや、南に大きな入り口があるから突っ込むか?」
という選択をすることも出来ます。
さらに手持ちの武器やプレイヤーの戦闘スタイルに合わせて、
- 突入前にスナイパーライフル(SR)で屋外の見張りを処理してから潜入
- アサルトライフル(AR)と防弾服で完全武装して車ごと乗りこむ
なんて真逆の攻略法も両方が正解で好みの攻略方法がベスト★
同じUBIソフトの「ファークライ」シリーズや
「アサシンクリード」シリーズに似ていて協力して試行錯誤を楽しめるのが凄い!
嬉しいのが、
そんな自由度の高いミッションを最大4人で協力して行えること(繰り返し言う)。
特にフレンドとボイスチャットで意思疎通しながらプレイすると、
ミッションごとに戦略を立てることができるので共闘感を味わえます。
APEX仲間との連携や意外な戦い方なんかも見えたり面白い。
アクションシューティングの協力プレイでお馴染みの蘇生システムも存在しますし、
蘇生のタイミングや射線切りの必要性もあったり、などなどシステムも高水準。
気分は「アサシンクリード」を協力プレイしてるみたいな面白さ!
さらに自由度を高める育成要素:PS不足も補える
このように攻略の自由度が高い「ゴーストリコン ワイルドランズ」。
そんな自由度をさらに高めてくれるのが育成要素になります。
育成はポイントを使って特殊能力をアンロックする形式なんですが、
スキルツリー状なので様々なプレイスタイルを選択できるんです。
「RPGみたいにレベル上げをしないとクリアできないのが面倒くさい?」
ご安心ください。
本作はアクション重視のバランスなので、
プレイヤースキルがあれば(エイム力&立ち回り)
ほとんど育成しなくてもクリアできるようになっています。
そのためフレンドと圧倒的にレベル差があっても、
プレイヤースキルが互角だったらお荷物にはならないのでプレイ時間に差が出て大丈夫。
たまにしか参加できなくても対等に楽しめるんです。
- 育成が完成しているAPEX(ブロンズランク)
- 育成がほぼできていないAPEX(ゴールドランク)
とかでも共闘すると良い感じ!フレンドよりプレイヤースキルが低い人でも、
逆に育成要素で同じ強さを得られるので、他のFPSより難しくなく楽しみやすいですよ★
レベルで協力プレイのハードルが下がったり調整できるので助かる人が多いはず♪
寄り道する楽しさ-ゴーストリコン【ハクスラしようぜ】
オープンワールドマップには様々なランドマークや拠点が存在します。
その多くは『クリアに直接関係ない』んですが、ついつい寄り道したくなりました。
というのも各エリアにはゲーム進行を有利にする、
以下のようなアイテムが隠されているからです。
- 物資ポイント
- 資源ポイント
- 新武器
- 機密情報
プレイヤースキル次第でカバーできるとは言え、
これだけ多くのアイテムが隠されているのであれば無視出来ません。
私の場合、上記のアイテムに気を取られて、メインミッション放置で、
クリアに関係ない拠点を探索してしまうことが何度もありました。
豊富なアイテムや隠し要素があれば、クリアに関係なくても物資も資源も武器も情報も、
あるならコンプリートしたいのが本能なのです★
ぜひ、友達と一緒にマルチも楽しみながら、
時には一人でも育成やアイテム集めのハクスラしつつ、ゴーストリコンの世界を、
満喫プレイしてみて下さい(ボリュームだけなら楽しみつくすには200時間のボリューム!)