【2025年完全版】GA4の「アクティブユーザー・セッション・イベント数・表示回数」徹底解説|ブログ運営を伸ばす分析と改善法
ブログのアクセスが伸び悩んでいませんか?
せっかく記事を書いても、「なぜ読まれないのか」「どこが悪いのか」が分からなければ改善はできません。そんなときに活用すべきなのが、**Googleアナリティクス(GA4)**のアクセス解析です。
この記事では、特に重要な指標である以下の4つに焦点を当てて解説します:
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アクティブユーザー(Active Users)
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セッション(Sessions)
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イベント数(Events)
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表示回数(Pageviews)
それぞれの意味・見方・分析ポイント・改善施策まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。

GA4初心者向け解説
🍀1. アクティブユーザー|本当に“動いている読者”を見極めよう
▷ 定義
GA4では、アクティブユーザーとは**「一定期間内に実際に操作を行ったユーザーの数」**を指します。期間は1日・7日・28日で切り替え可能です。
▷ 見方と分析
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更新の反応チェックに最適
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SEO施策・SNS告知・広告などの効果測定に使える
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減少時=流入経路の減衰や更新頻度の低下が原因かも
▷ 改善アクション
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Search ConsoleでCTR(クリック率)を確認し改善
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SNSやメルマガなど、再訪を促す外部導線の強化
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リピーター向けにシリーズ記事や関連記事を用意
🍀2. セッション|“滞在と回遊”の質を測る
▷ 定義
セッションとは、ユーザーがあなたのブログに訪問してから離脱するまでの一連の行動を意味します。30分以内の再訪は同一セッションとしてカウントされます。
▷ 見方と分析
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回遊性や内部リンクの効果を分析できる
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「何ページ読んだか」「どこで離脱したか」を把握可能
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セッション数の減少は、ブログの魅力や導線設計の問題を示唆
▷ 改善アクション
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関連記事・人気記事への内部リンクを明確に
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セッション中の次アクション(CTA)の明示:メルマガ登録、商品紹介など
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記事の末尾に次に読むべき記事リストを設置
🍀3. イベント数|読者の“関心”を見える化
▷ 定義
GA4では、スクロール、クリック、外部リンクの遷移、動画の再生など、ユーザーが行った特定のアクション数を「イベント数」として記録します。
▷ 見方と分析
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本文のどこまで読まれたか(スクロール率)
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CTA(Call To Action)に反応があるか
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イベント数が多い=記事のエンゲージメントが高い証拠
▷ 改善アクション
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目次リンクや「この記事でわかること」導入でクリックを誘発
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CTA(例えば「無料ダウンロードはこちら」)を明確に配置
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SNSシェアボタンを目立たせて拡散を促進
🍀4. 表示回数(PV)|人気ページ・回遊力の把握に必須
▷ 定義
表示回数(Pageviews)は、記事が読み込まれた合計数を意味します。1人の読者が5記事を見れば5PVとしてカウントされます。
▷ 見方と分析
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記事別のアクセス傾向がわかる
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リピーター回遊や人気カテゴリの把握に有効
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PVが高い=検索流入・内部リンク経由の成功
▷ 改善アクション
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魅力的なタイトルと冒頭文で「続きを読む」意欲を喚起
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カテゴリ別ランキング記事やまとめ記事を活用
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自然な文脈での関連記事リンク挿入
✅ 指標別サマリー:増減に合わせた具体的対策一覧
指標 | 意味 | 減少時の改善策 |
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アクティブユーザー | 新規・再訪問者の行動状況 | SEO強化/SNS・メルマガ導線の見直し |
セッション | 滞在時間・回遊状況 | 内部リンク整備/更新頻度の見直し |
イベント数 | 読者の興味関心・クリック等の能動的行動 | CTA最適化/目次リンク・スクロール誘導 |
表示回数(PV) | 記事・ブログ全体の閲覧回数 | タイトル改善/カテゴリ・導線再構築 |
🕒 観測頻度と分析のコツ
タイミング | チェック内容 |
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毎週 | トレンドの確認(アクティブユーザー・PV) |
月初 | カテゴリ別/記事別のパフォーマンス比較 |
投稿翌日 | 初動反応のチェック(SNS・SEO効果の初速) |
大幅変動時 | Googleアップデートの影響・競合動向を分析 |
❓よくある質問(GA4アクセス解析に関するQ&A)
Q1. アクティブユーザーが増えません。何を優先して見直すべき?
A. まずは「流入経路(Organic, Direct, SNS)」を確認し、主要な流入元が落ちていないかを分析しましょう。特にSEO依存の場合、記事の検索順位変動チェックが必須です。Search ConsoleでCTR・表示回数・順位の推移も併せて確認するのが効果的です。
Q2. セッション数と表示回数の違いがよくわかりません。
A. 簡単に言えば、セッション=訪問回数、表示回数=ページを何枚見たかです。
1人が1回ブログに訪れて3ページ読んだ場合 → セッション1、表示回数3です。
この2つを組み合わせることで「訪問者がどれだけブログ内を回遊してくれたか」がわかります。
Q3. イベント数が少ない=記事が悪いのでしょうか?
A. 一概には言えません。例えば読み切り型のコラム記事などは、1ページで完結するためイベントが少なくなりがちです。ただし、目次リンクがクリックされていない・スクロール率が極端に低い場合は、記事構成や導入文の改善を検討すべきです。
Q4. 表示回数は増えているのに、セッション数が増えません。なぜ?
A. これは同一ユーザーが複数ページを何度も見ている可能性が高い状況です。新規ユーザーの流入が少ない、またはSNS・検索経由での新しい入口が弱いことが考えられます。タイトル改善やサムネイル強化、更新頻度の見直しを検討しましょう。
📌 実践ヒント:GA4初心者がまず見るべき「3つの画面」
GA4は高機能ですが、その分どこを見ればいいか迷いがちです。初心者でも成果を出しやすい「基本画面」を3つご紹介します。
メニュー名 | チェックする目的 | 見方・使い方のポイント |
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レポート > サマリー | 総アクセス状況の把握 | 全体の推移をざっくり把握(特定日付の急減にも気付ける) |
レポート > ユーザー属性 > 地域 | ユーザーの場所・使用端末の傾向 | PC/スマホ比率により表示最適化も判断可能 |
レポート > エンゲージメント > ページとスクリーン | 記事ごとの人気・イベント数を比較 | 各記事の強み・弱みを数値で把握できる |
🔚 まとめ:数字を“読者の行動”として解釈しよう
GA4は「数字を通して読者の行動を読み取るツール」です。
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数字に一喜一憂せず、「なぜそうなったか」を考える
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各指標の意味を正しく理解し、改善に結びつける
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すべては**“読者にもっと読んでもらう”ための分析**
本記事を参考に、ぜひGA4をブログ運営の「羅針盤」として活用してください。

GA4初心者向け解説