2020年の100円は2024年にいくらの価値?円の購買力の低下をわかりやすく解説
「2020年に100円で買えたものが、2024年にはもう買えない」と感じたことはありませんか?
本記事では、日本円の実質的な価値が2020年から2024年でどのくらい下がったのかを、物価(消費者物価指数=CPI)をもとに詳しく解説します。

■ 消費者物価指数(CPI)とは?
消費者物価指数(CPI)は、日常生活で消費される商品やサービスの価格変動を示す指標です。これを使うことで、物価の上昇=インフレに伴う「円の価値の目減り」を確認できます。
■ 年ごとのCPIの推移(全国・総合)
| 年度 | CPI(2020年基準) | 前年比 |
|---|---|---|
| 2020 | 100.0 | ― |
| 2021 | 100.1 | +0.1% |
| 2022 | 102.5 | +2.4% |
| 2023 | 105.2 | +2.6% |
| 2024 | 約107.5(推定) | +2.2% |
※2024年は2024年4月までのデータをもとにした推定値です。
■ 100円の価値は何円に目減りしたのか?
2020年の100円の価値を2024年の物価水準に換算すると、次のようになります:
100107.5×100=約93.0円\frac{100}{107.5} \times 100 = 約93.0円
つまり、2020年の100円で買えたものを2024年に買おうとすると、約107.5円が必要になります。
■ 結論:円の実質的な価値は7%下落!
(100−93.0)÷100=7.0(100 – 93.0) \div 100 = 7.0%
この計算から、2020年から2024年の間に、日本円の価値は約7%下がったことになります。
■ 円の価値低下にどう向き合うべきか?
円の実質価値が下がるということは、同じお金で買える量が減るということ。
その対策としては以下が挙げられます:
-
物価上昇に強い資産(例:株、不動産、外貨)の保有
-
支出の見直しと節約
-
積極的な投資や副業による収入源の多様化
おわりに
日本のインフレ率は緩やかですが、確実に円の価値は下がっています。
「なんとなく生活費が増えた気がする」という感覚には、こうした背景があります。
本記事が、あなたの家計管理や資産形成のヒントになれば幸いです

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