【怪談ホラーまとめ】精神病院とは【オカルト部】
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【怪談ホラーまとめ】精神病院とは【オカルト部】
もう、10年以上も前の話なんですけど。
よかったら聞いてください。
怖いもの知らずだった10代の私。
その時は、酔っ払っていて、
気が大きくなっていた事もあったと思います。
一緒に飲んでいた友人と、
隣町にある、噂の精神病院に肝試しに行きました。
SRV車に私と友人5人で乗り込み、
特に問題もなく、スムーズに現地に着きました。
2人ずつ精神病院の門まで行く。
という、とても簡単なルールで始めた肝試し。
ですが相手は、
居ないかもしれない化物や、幽霊ではありません。
確実にその場に居るはずの人間。
つまり、精神病院の入院患者です。
この精神病院の患者は異常、との噂でした。
でもまぁ~、下手に刺激しなければ大丈夫なはず。
かなり気楽に思いながらも、
やはり周りに店の一つもないという真っ暗な場所。
周りを見渡しながら、恐る恐る歩き出しました。
ようやく門まで着いた時…
信じられないことが起こったのです!
なんと…車で待っている友人が、
車のクラクションを何度も鳴らしたのです!?
彼は面白半分かもしれませんが…
こっそり侵入しているこっちは、
ショック死するかと思いました。
さすがにヤバイと思って、
すぐに逃げ出そうとしましたが、足が動きません。
仕方ないので、しばらく息を潜めつつ、
じっと。門の後ろにそびえる病院を見ていました。
長く感じましたが、多分。数十秒後でしょう。
突然。精神病院の門の鉄柵が、
「ガガー-!ガガー-!ガタン!ガタン!」
と、揺れ始めました。
なんと…
精神病院の患者たちが、
起きて、こちらに気づいてしまったようです…
「病院の職員は何してんだよ!?」
腰の抜けた相方と一緒に、
怒鳴り声をあげましたが…
激しくガタガタ鳴る音で、声もかき消されます。
鼓膜が破れると思うほどに、
入院患者たちが一心不乱に鉄柵を揺すっています。
でも私たちは、
自分の耳の心配をする余裕もありません。
「ガッガガガッ!ガリガリガリーー!!」
すごい勢いで揺れる鉄柵。
まだ必死に足を叩いたりして、
足の感覚を戻そうと、苦労する私と友人。
やがて友人は歩けるようになったのか、
動けない私に目も向けずに車の方へ退避しています。
「お、おいおい!!助けろってぇー!!」
と突然。本当に突然。
ウソのように、足が動くようになったのです。
もちろん。速攻で逃げることにしましたが…
「ガシャガシャー!ドォォーーン!!」
という音とともに。
鉄柵は、無残に倒れてしまったのです…
入院患者と思われる人たちは、
まだ逃げていない私をめがけて走ってきます。
私はもつれる足を、必死に走らせ車に戻ります。
幸いにも患者たちとの距離があったため、
私は車に、体当たりするように乗り込めました。
実話ですのでオチはありませんが、
今でも夢に見ることがある。
それほど、恐ろしかった体験です。
それから半年くらいたった頃。
別の友人と話していた時に、
その精神病院に行った話になりました。
「いやー、マジで死ぬかと思ったよー。」
私がそう言うと。友人はサラっと…
「え?ナニ言ってんの?あそこの精神病院だろ??
あそこって…
俺らが小学生の時に、
閉鎖されてる廃病院じゃん…」
この一言があったせいで私は…
未だに当時の夢を見る、原因なのかも知れません…
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